ボディピアスの正しい開け方｜アフターケアの方法も紹介

ボディピアスや軟骨ピアスに興味があっても、いざ開けるのは不安が伴います。この記事では、ボディピアスの開け方について解説。どんな方法があるのか、その特徴について触れていきます。病院で開ける・ピアッシングスタジオで開ける・自分で開けるなど、迷っている方はぜひ、チェックしてみてください。

また、ピアスのおしゃれを楽しむためには、アフターケアは必須です。トラブルを予防するためにも、正しいアフターケア方法とトラブルの対処法についても学んでおきましょう。

1．ボディピアスを開けるための順序

ボディピアスはどんな手順で開けるのでしょうか。まずは、ボディピアスの開け方から選んでいきましょう。

1-1．ピアスの開け方を選ぼう！

ピアスホールを開ける際には、ピアッサーかニードルを使って開けます。ピアッサーは手軽にピアスホールを開けられるため、多くの方が使用している器具です。ファーストピアスが内蔵されているため、ニードルとは別にファーストピアスを用意する必要はありません。

一方、ニードルは、ピアスホールが短い期間で安定しやすいという特徴があります。きれいな穴を開けたい人には、ニードルによるピアッシングがおすすめです。

1-2．ピアス穴の位置と個数を決めよう！

次に、ピアスホールを開ける位置と個数を決めていきます。左右対称にピアスを付けたいなら、ピアッサーなども2倍必要になります。

ピアスの開ける位置や個数によって意味も変わってきます。詳しくはこちらの記事で解説しているので参考にしてみてください。

ピアスは一度開けたら、きれいに元には戻りません。そのため、ピアスホールを開ける場所は慎重に選びましょう。つけたいピアスの形から開ける場所を選ぶのもおすすめです。

軟骨などの厚みのある場所は難易度が上がるため、初心者なら、耳たぶの下部に開けるといいでしょう。

1-3．ピアスを開ける時期に注意！

ピアスを開ける際には、ホールを安定させるためにも、ファーストピアスをつけっぱなしにします。期間はおよそ1ヶ月間です。もし、ピアスを開けるなら、最低でも1ヶ月間はピアスをつけっぱなしにできる時期を選んでください。

就職やイベントなどでピアスができなくなることがわかっているなら、ピアスホールを開けるのは避けたほうが無難です。ファーストピアスを付け外しするのは、炎症を起こすきっかけにもなります。必ず1ヶ月間はピアスを付けられるよう、スケジュールを確認するようにしましょう。

2．ボディピアスはどこで開けるのがいい！？

ボディピアスを開けるなら、どこで開けるのが安全なのでしょうか。

2-1．病院

日本では、ピアッシングは医療行為にあたります。病院で開ければもしものときも対応してくれる可能性が高く、安心してピアッシングできるのがメリットです。ホールの位置、ホールの向きなども失敗する心配がなく、セルフピアッシングよりも気楽に開けられるでしょう。

ただし、病院でのピアッシングにはお金がかかります。自由診療のため、価格は病院によって違い、両耳たぶに1つずつ開けるだけでも7,000円ほど、開ける部位によってはそれ以上かかるケースもあります。麻酔などの有無によっても違うようです。

病院を選ぶときには、ピアッシング経験のある皮膚科などを受診してください。口コミなどもチェックし、実績などもチェックしましょう。

2-2．ピアッシングスタジオ

ピアッシングスタジオは、へそや鼻など、ニッチな部位などにもピアッシングしてくれる点が病院とは違います。麻酔などもないため、痛みなどは覚悟しなければいけません。

ただし、ピアッシングは医療行為ですので、医師免許のない場合は違法行為をしていることになりかねません。もし、利用する場合は、病院の営業実績などについても確認してから受診するように注意しましょう。

2-3．自分で開ける

ピアスは自分で開けるのが一番手軽です。初めての場合は難しく感じるかもしれませんが、慣れてくれば、誰でも開けることができます。ピアッサーやニードル、ファーストピアスとケア用品さえあればいいので、費用面でも比較的安価です。

ピアッサーは1つ1,000円前後から販売されており、ファーストピアス内蔵のものなら、別途ファーストピアスを購入する手間もありません。耳たぶを挟んでバチン！と、勢いよくピアッシングできるため、初心者の方でも安心です。

ただし、ピアッサーはニードルに比べると痛みが強くなります。肉の組織を押しつぶすように穴を開けるため、痛みが強くなるのです。

一方、ニードルは痛みが発生しにくい使い捨てのピアッシングツール。1つ1,000円〜2,000円前後で手に入ります。ピアス用のニードルは輸入すると違法行為になるため、国内で売っているニードルを購入するようにしましょう。また、ファーストピアスも忘れずに用意するようにしてください。

ニードルでピアスを開ける際に難しいのは、ニードルを刺すスピードです。躊躇せず、一息に貫通させることがコツで、戸惑いながら開けると痛みが長引きます。

3．ピアスを開けた後の自宅でできるアフターケア方法をご紹介

ピアスホールを安定させ、トラブルを防ぐためには、ピアスを開けた後のアフターケアが重要です。アフターケアを怠ると、たとえ病院で開けても、トラブルが発生する可能性は十分にあります。ここでは、アフターケアの方法とトラブルに見舞われた際の対処法についてご紹介します。

3-1．アフターケアの頻度はどのくらい？

ピアスホールが完全に安定するには、少なくとも耳たぶで3ヶ月、軟骨なら6ヶ月はかかると言われています。アフターケアは安定したと思えるまで、必ず毎日行うようにしてください。

3-2．ピアスホールを早く安定させるために

いち早くピアスホールを安定させたいなら、毎日お風呂でケアをおこなってください。ファーストピアスは外さずに入浴し、ピアスホールを石鹸泡で包むようにして洗います。このとき、泡をのせて数分放置するだけでもOKです。

次に、泡を付けたまま、ファーストピアスを優しく前後させます。痛みがある場合はこの工程を飛ばしても大丈夫です。最後に、シャワーのやさしい水流で泡を流します。入浴後は、綿棒などを使用しながら水気をよく拭き取ってください。

毎日ケアをする以外に気をつけることは、必要以上にファーストピアスを触らないということです。ピアッシングは皮膚を傷つけている状態。刺激すればするほど、患部が炎症しやすくなります。

ピアスを付け外しする、ブラシやタオルに引っ掛けるということのないよう注意しましょう。

3-3．アフターケア後もホールが安定しない場合

もし、アフターケアをしてもピアスホールが安定しないなら、まずはファーストピアスの材質、軸の長さが合っているか確認してみてください。

金属アレルギーの疑いがある場合は、金属アレルギーになりにくいサージカルステンレス316Lなどの素材のファーストピアスに交換します。

また、ピアスの軸の長さが短い場合は、軸の長さが8mm〜10mm程度あるピアスに交換してみてください。お手入れがしやすく、ケアが行き届くようになります。

消毒の習慣がなければ、入浴前にジェルタイプの消毒液を使うのもおすすめです。雑菌の繁殖などを抑え、炎症が発生しにくくなります。

他にも、ホットソークという天然塩でつくった塩水を使用したケア方法もあります。200ccの人肌のお湯に、小さじ1/4程度の塩を入れて作った塩水を使うもので、コットンなどに湿らせて幹部に当ててケアします。朝晩1回ずつ、仕上げにシャワーで洗い流す必要がありますが、手軽にできるケア方法です。

まとめ

ボディピアスを開ける際には、開け方の特徴を理解して、安全に開けられるように開け方を守りましょう。病院で開ける、スタジオで開ける、自分で開けるという3つの方法がありますが、どれを選ぶ際にもメリットとデメリットをきちんと把握して利用するようにしてください。病院で開けるのは万が一の際には安心ですが、きちんとケアさえすれば、セルフピアッシングでもトラブルを予防できます。安全におしゃれを楽しむためにも、アフターケアによるお手入れを毎日欠かさず行い、ピアスホールを大切に扱うようにしてください。ピアスホールが安定するまでには個人差もあるため、おかしいなと思ったら、病院を受診するようにしてください。

 

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